1.はじめに
子育て中は「子どものためにバランスの良い食事や快適な環境を作りたいけれど、時間をかけることができない」といった葛藤を抱えているママパパが多くいると思います。そこで、「育児と家事料理・掃除・洗濯に1日平均何時間ずつかけているのか」、「時短の工夫」、「名もなき家事」、「時短サービスの利用状況」などについて調査しました。本レポートでは家事の時短に関する実態調査をご報告いたします。

2.調査
調査主体 :弊社コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法 :インターネットリサーチ
調査対象 :妊娠中または子どもがいるママパパ
調査期間 :2020年3月2日(月)~2020年3月31日(火)
有効回答者数 :2895名
公開日  :2020年7月27日(月)

3.トピック
・家事(料理・掃除・洗濯)にかけている時間は、平均4.4時間
・家事にかける時間をもっと短くしたいと思う人は約8割
・家事の時短に役立つサービス(食材配達・家事サポートなど)を利用したことがある人は約2割
・家事の時短に役立つサービスの利用度は世帯年収に比例

4.結果・考察

【1日のうちで家事(料理・掃除・洗濯)にかけている時間は、平均4.4時間】

料理・掃除・洗濯のそれぞれにかけている1日の時間数をうかがったところ、料理は「2時間」と回答した方が38.4%で最多、掃除は「1時間」と回答した方が71.9%で最多、洗濯は「1時間」と回答した方が71.5%で最多という結果になりました。1日の平均時間数は、料理が2.2時間、掃除が1.0時間、洗濯が1.2時間となっています(図1)。料理・掃除・洗濯にかけている時間は、1日平均4.4時間となりました。

1日のうちで家事にかけている平均時間を、第一子妊娠中と出産後の方とで比較すると、出産後の方のほうが0.7時間ほど多いことが分かります。出産後には純粋に増えた家族分の家事が増えるということの他に、離乳食作りや幼児向けに別メニューを作る、子どもが散らかした物を片付けるといった時間が増えていることが推測できます。

就労状況別に料理・掃除・洗濯にかける時間を比較してみると、「就労している人」と「就労していないまたは産育休中の人」では1日0.5時間(30分)の違いしかないということが分かりました。今は就労をしていないけれども、将来的に仕事と家事・育児を両立したいと考えている方にとって、その後の生活をイメージする際に参考になる結果だと考えられます。

同居している家族形態別では、「祖父母と同居をしている人」が「祖父母と同居をしていない人」に比べて家事にかける時間が短い傾向にあることが分かりました。この結果からも核家族におけるママパパの家事負担が大きいことが分かります。

夫婦で生活しているママの回答に限定し、ママとそのパートナーであるパパの1日の家事時間を比較したところ、ママは平均4.5時間、パパは1.6時間という結果になりました。ママはパパの2.8倍の時間を家事に費やしていることになり、ママの家事時間はパパの約3倍でした。家事別に見てみると、ママが料理にかけている時間はパパの3.8倍、掃除にかけている時間はパパの1.8倍、洗濯にかけている時間はパパの2.4倍の時間となりました。

※料理・掃除・洗濯ごとに、各家事にかけている1週間の合算時間を7日で割った時の時間数を1日の平均時間として1時間単位で回答。就労状況、家族形態別、パートナーのいる女性・そのパートナー別についてはその他の回答を除いた項目のみ記載。


【家事にかける時間をもっと短くしたいと思う人は約8割】

家事にかける時間をもっと短くしたいと思うかどうかを尋ねたところ、短くしたいと「思う」と回答した方は84.1%と大多数でした(図2)。多くの方が家事の時間をもっと短くしたいと考えていることから、それを解決するサービスや商品に対するニーズは大きいものと考えられます。

家事の時間を短くするために工夫していることをうかがったところ、料理については「材料をまとめ買いする」、「多めに作って作り置きする」、「レトルト・冷凍商品を取り入れる」、「レンジ・圧力鍋などを活用する」、「時短レシピを見つける」といったコメントが多く寄せられました。掃除については「床に物を置かない」、「毎日少しずつやる」、「コードレス掃除機・ロボット掃除機・クイックルワイパーを活用する」というコメントが多くありました。洗濯については「まとめて洗う」、「スピードコース・すすぎ1回で洗う」、「たたまずにハンガー収納をする」、「アイロン不要のシャツを買う」、「洗濯乾燥機を活用する」が多く寄せられました。

【家事の時短に役立つサービス(食材配達・家事サポートなど)を利用したことがある人は約2割】

料理・掃除・洗濯の時短につながるサービスの利用経験をうかがったところ、「利用したことがある」と回答した人は23.5%と少数派でした(図3)。家事にかける時間を短くしたいと思っている方が約8割という状況に対し、家事の時短になるサービス利用についてはまだ普及の途上にあると言えます。

また、家事の時短に役立つサービスの利用状況を比較してみると、料理に関連する時短サービスの利用者の割合が一番高い結果になりました(図4)。

料理の時短に役立つサービス利用者にメリットをうかがったところ、「キットになっていてすぐに調理できる」、「栄養バランスがとれる」、「献立を考えなくて良い」、「買い物に行かなくて良い」といったコメントが多く寄せられました。

掃除の時短に役立つサービス利用者が感じたメリットでは、「自分ではできないところまでしてくれる」、「いつもより綺麗になる」という回答が多くありました。

洗濯の時短に役立つサービス利用者が感じたメリットは、「アイロンがけが不要」、「きれいに仕上がる」でした。一方、時短サービスの利用者が感じたデメリットについては、料理・掃除・洗濯ともに「お金がかかる」というコメントが一番多く寄せられました。


【家事の時短に役立つサービスの利用度は世帯年収に比例】

時短サービスに対して払っても良いと思う月額は世帯年収に比例して高くなる傾向にあります(図5)。世帯年収500万円以上の家庭では、お金を払っても良いと思う人が半数を超え、世帯年収1000万円以上の家庭では75.3%の人がお金を払っても良いと考えていることが分かりました。時短に役立つサービスは、ターゲットを意識してPRやサービス内容を企画していく必要があると言えます。


【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。
出典:「家事の時短に関する調査」(株式会社コズレ)
https://www.cozre.co.jp/blog/4429

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